橘寺・聖徳太子生誕のお寺

橘寺 奈良


あの有名な聖徳太子が生誕した地と考えられているのが、奈良県明日香村にある橘寺。聖徳太子の祖父にあたる欽明天皇の別宮である橘宮が置かれていた場所に建てられたのが橘寺です。

橘寺はいつ創建されたの?

伝承によると606年、推古天皇の命により創建されたと言います。史実としては不明ですが、寺に残る遺跡から飛鳥時代に創建されたとても歴史の古いお寺であることが伺えます。

元々は、聖徳太子の父である欽明天皇の別宮・上の宮が置かれていた場所だったそう。聖徳太子はここで生誕したことから、「上宮太子」とも呼ばれることになった由来でもあります。

創建当初は、広大な敷地に金堂や五重塔が立つ壮観なお寺だったよう。度重なる失火や焼き討ちなどで焼失し、現在に残る本堂と観音堂は江戸時代に再建されたものです。境内には1142年に落雷で焼失した五重塔の心楚石が残っています。もし、現存していれば法隆寺より高い塔だったそう。

橘寺の見どころ

本堂

本尊である聖徳太子坐像が祀られている本殿。1864年に再建された建物。

飛鳥時代の謎の石造、二面石

飛鳥時代の遺物、二面石

橘寺創建当初から遺る、飛鳥時代の石造物。左右に善面と悪面が彫られており、人の二面性を表しているそうですが、飛鳥時代の石像については、まだまだ解明されていない謎な部分が多いそうです。

往正院の絵天井

往正院は、橘寺創建のきっかけとなった聖徳太子が講義を行ったとされる場所に建てられており、花の絵が嵌め込まれた美しい天井が見所です。

また、天井画だけではなく、境内は春は桜、夏は芙蓉と四季折々の花が楽しめます。

橘寺へのアクセス

橘寺がある奈良県の明日香村は、古寺や遺跡がたくさん残る場所です。明日香村へ行くなら、飛鳥寺や古墳なども合わせて観光するのがおすすめですよ。

総重量2300トンの石舞台古墳

明日香村は全域が保存地区
かつて、藤原京があり古代日本の中心だった場所である明日香村には、極彩色の壁画で有名な高松塚古墳やキトラ古墳など、古代の遺跡や遺構がたくさん残っており見所がたくさん。村全域が古都保存法の対象区域となっている日本で唯一の場所です。

公共交通機関を利用

近鉄「橿原神宮前」駅からバスで30分ほど

近鉄「橿原神宮前」駅:
橿原線、南大阪線、吉野線が利用できます。

橿原神宮前 東口バスターミナルから”赤かめ16飛鳥駅行き” に乗車  
岡橋本 バス停下車、徒歩5分程

※本サイトに掲載されている内容は変更となっている場合があります。公共交通機関は、事前に時刻表などを調べてからご利用ください。

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⇒近畿日本鉄道時刻表検索

地図で確認

橘寺
住所:奈良県高市郡明日香村橘532
公式ホームページ

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