塩船観音寺・東京郊外の美しい古寺

ツツジが咲き誇る塩船観音寺 東京


青梅市塩船にある。周辺の地形から仏が衆生を救おうとする「弘誓の船」になぞらえて塩船という地名となったそう。

塩船観音寺はいつ創建されたの?

塩船観音の創建は645年頃と伝承されているが詳細は不明。伝説では八百比丘尼(やおびくに)がこの地に千手観音像を祀ったことがはじまりと伝えられています。

859~877年頃には、比叡山の安燃により再興され、阿弥陀仏堂、薬師堂の他、12の僧舎を建て興隆を極めました。

現在残っている本堂、阿弥陀仏堂、仁王門は室町時代後期(1500年前後)に再建されたもの。

八百比丘尼の伝説
八百比丘尼(やおびくに)は、不老長寿を得て800年も生きたという伝説上の人物。ある男が土産として持ち帰った人魚の肉を知らずに食べてしまった娘(もしくは妻)が、不老長寿になったが、夫や知り合いもみな自分より先に死んでしまったので、出家して尼となったというお話です。

塩船観音寺の見どころ

本堂(重要文化財)

本堂は室町時代後期に再建された茅葺の建物。いまでもお寺の僧侶がお努めをする現役の建物です。

仁王門・阿弥陀堂の同時期に再建された建物です。

境内に咲き誇る2万本のツツジ

ツツジと本堂

塩船観音寺はツツジの名所としても有名です。毎年4月から5月にかけて本堂を中心として境内を彩るツツジは圧巻の美しさ。この時期は参拝客がぐっと増え入山料も必要となりますのでご注意を。

塩船観音寺へのアクセス

橘寺がある奈良県の明日香村は、古寺や遺跡がたくさん残る場所です。岡寺の近くには飛鳥宮跡や石舞台古墳があるので合わせて観光するのもおすすめです。

公共交通機関を利用

JR青梅線「河辺」駅からバスで10分ほど

河辺駅北口 都営バス ”梅77甲” に乗車  
「塩船観音入口」バス停下車、徒歩10分弱

⇒都営バス “梅77甲” 時刻表

※本サイトに掲載されている内容は変更となっている場合があります。公共交通機関は、事前に地図アプリや公式サイトなどで調べてからご利用ください。

地図で確認

塩船観音寺
住所:東京都青梅市塩船194
お寺の公式ホームページ

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